マイホームを持つのは
サラリーマンたちのひとつの目標であろう。
ここでいつも議論されるのが
家は消耗品か?
それとも資産か?
答えは
売りに出した時、
買値より高く売れたら資産。
買値より安い値段だと
その家は消耗品という事になる。
イギリスの資産運用
イギリス人はお金を貯めない人種である。
日本人からすると
ハラハラするぐらい貯金がない。
そして
みんな家を買おうとする。
それは
イギリスの家が
年々値上がりするのを
みんな知っているからである。
築100年くらいのお家を
みんな大事に使っているのだ。
いちごちゃん夫婦は
3寝室の家を
20年ほど前に
£90,000で購入していた。
離婚に際して
家を売って
そのお金を半分に分配するため、
複数の不動産屋に
現在の売値を見積もりしてもらった。
すると
家をマーケットに出す
いちごちゃんが購入しようとしていたアパートは
支払いトラブルのため、
他所に売られてしまった。
しかし、親身になって相談にのってくれた
不動産屋の女性営業マンを
いちごちゃんが気に入り、
家の売却に
その会社を使うことにした。
いちごちゃんのお家は至って普通の家なのだが、
立地条件が抜群に良かった。
閑静な住宅地で、駅、商店街に歩いていける。
評判のいい学校も近くにあり、
彼女の住むエリアは人気があった。
やがて、不動産屋のカメラマンが
室内を撮影しにやってきた。
自然光とか撮影の位置とか
いろいろ考えて撮影する。
さすがプロ!
どう撮ったら、部屋が明るく、広く見えるか
よく知っている!
出来上がった写真は
とても同じ部屋に見えないくらい
よく撮れた写真だった。
家探しを再開
自分たちの家が売れると
いちごちゃんは出ていかなければならない。
そのために
引越し先の、新しいアパートも
同時に探し始めた。
いろいろ検討した結果、
という結論に達し、
子供と一緒に売り家を見て回る。
でもなかなか
これはという物件には出会えなかった。
家もなかなか売れず、
引越し先も決まらない。
月日はいつの間にか
4ヶ月も経過していた。
いちごちゃんに
焦りが見え始めた。